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木兎×赤葦 高校生活編 『みんなの』
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<赤葦目線>
「ただの幼なじみに戻るだけですって。これと言って何も変わらないですよ」
「嘘だよね…?俺は嫌だよ。……本気じゃないよね?
それに最近は俺と一緒にいて、表情はあんまり変わんなっかたけど
なんだか楽しそうだった!」
「……付き合ったからって特に何も変わらなかったじゃないですか。
だから別れても何も変わらないですよ」
「…『変わらなかった』って、赤葦は何か変わりたかったの?」
っ!
いつもまっすぐに言葉を伝えてくる木兎さん。
…俺は付き合って何がしたかったのだろうか…?
……そっか…もっと独り占めできると思っていたのに
結局は『みんなの木兎さん』は変わらなくて嫉妬していたのか…………?
「なんで『別れる』なんて悲しいこと言うの?」
「……………」
「もうっ!そーやって黙っちゃうの赤葦の悪い癖だぞ!
言わないとなんにも伝わらないんだぞ!!」
「っ!」
俺は木兎さんみたいに簡単に言葉にできないんですっ……!
居ても立っても居られずに、その場から逃げだした。
「え???ちょっとっ!!!」
きーんこーんかーんこーん
チャイムが鳴る。
木兎「ちっっ!」
木兎は赤葦を追いかけたかったが
仕方なく教室に戻った。
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