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木兎×赤葦 高校生活編 『帰り道』
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<赤葦目線>
放課後になり部活が始まった。
部活になると木兎さんはバレーのことしか頭になくなる単細胞だ。
それが今は助かる。
俺もちゃんと集中してないと木兎さんにはついていけない。
なんだかんだで、全国5本の指に入るレベルの高い人だから。
………
部活も終わった帰り道。
帰りはいつも一緒だ。
…なんで…今日も一緒…?
…習慣のせい。
…それにしても……気まずい。
いつもは無駄にうるさい木兎さんが今日は何もしゃべらない。
帰り道がこんなに長く感じたのは初めてだ。
………
…やっと木兎さんの家に着いた。
<木兎目線>
帰り道はいつも2人っきり。
部活以外で赤葦と一緒にいられる貴重な時間だ。
…けんかとかこれと言って今までしたことがなかったからなぁ
……ある意味、「けんかしている貴重な時間」か!?!?
いやいやいやいや……とりあえず
何から切り出せばいいんだ?
赤葦は相変わらず何もしゃべらないし……
あの話は保留か?…解決済み?
でも、はっきりさせたいし。
せっかく赤葦と一緒にいるのに
こんな微妙な空気……嫌だ。楽しくない。
赤葦の家族はいつも夜遅く帰ってくる。
それに今日は俺の親も出かけていて、家には誰もいない。
「今日は俺の親も遅いから…俺の家で一緒にご飯食べよっ?」
「…遠慮します」
っっ!!!
こういうときはいつも、どっちかの家で一緒に食べるのに!!
なんで?俺は赤葦ともっと一緒に居たいって思うのにっ!!!
赤葦は違うの??
俺は赤葦の腕を引っ張り、自分の家に強引に連れ込んだ。
玄関に赤葦を押し倒す。
逃げられないように赤葦の上にまたがり、両手をおさえつける。
「いい加減、俺の目を見てしゃべってよっ!!!」
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