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高校。
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こんなに俺のことを好きだと言ってくれてる女の子に
好きじゃないのに
好きだと言って…
最低だよね…俺って…。
俺…何やってんだろ…。
このことを翔に相談したら
兄さんのことが好きなら好きで
いいじゃんって…
そんなこと言われても…
叶わない恋を追いかけてどうするのさ…
辛いもん…
「駿、いい加減逃げるのはやめたら?」
「え?」
「彼女も可哀想だし。兄さんに告白したわけでもないじゃん?」
「ふられるのは目に見えてるし…」
「そんなのわからないよ。それに、ふられたとしてもその後の努力次第では振り向いてくれるかもしれないでしょ。」
「………。」
「すぐにとは言わないけどさ、逃げるのはやめて頑張ってみたら?
いつまでもモヤモヤしたままじゃ、ずっと辛いだけだよ。」
「そう…だよね…。」
「うん。」
「わかった…。俺…専門学校入学したら…言ってみる…。まだしばらくは無理かも…」
俺は高校を卒業したら
専門学校に入学することにした。
もう合格もしている。
合格って言っても
ただ書類だせば
誰でも受かるようなところなんだけど…。
その専門学校には
また翔と一緒に行くことになってる。
「そっか。応援するよ。」
「ありがと…」
翔はいつも俺を支えてくれる。
本当の心友だ。
…専門学校に入学したら自分の気持ちを言うって…
言ったはいいものの…
俺…ほんとに言えるのかな…
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