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キス。
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「…したいよ……今日だけでいいから…俺を想ってよ…」
「だが……」
「お願い…」
俺はもう一度
紫苑の唇に
自分の唇を重ねた。
「しゅ、駿…」
「……はぁ……紫苑……好き…」
もっと…
もっとしたい…
紫苑とキス…
「おい…駿…待て…」
「嫌…今日だけ……今日だけでいいからっ…」
「待てって…。」
両肩を紫苑の大きな手が掴み
身動きがとれない。
もっとしたいのに…
これじゃできないよ…
「お前は…それでいいのか…?俺の気持ちは確かなものじゃないぞ。」
「……いいもん…」
「最初にキスをしたのは俺だ…軽はずみなことをしてしまってすまない…。」
「もう…いいから…キスして…?」
ずっとずっと…
我慢してたんだもん…
一回したら…とまらなくなっちゃうよ…
この先…
どうなるかはわからないけど…
今は幸せだもん…
キスしてよ。
もっと…
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