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治る。
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「駿。愛してる。」
紫苑の声…
愛してるって…
「早くこっちに来い。」
「今行くよ。」
紫苑が俺を呼んでる。
どこ?どこにいるの?
真っ暗で何も見えないよ…
「紫苑!!どこにいるの!?」
「早く来てくれ。」
「来てくれって言ったって…どこにいるかわからないよ…」
「早く……駿…」
「…い!!」
「…ん。」
「…おい!!」
「…っ!?」
「起きたか…大丈夫か?かなりうなされてたみてぇだけど。」
「…紫苑…?」
あれ?夢…?
紫苑が俺を呼んで…
…あれ?
「紫苑?……大丈夫か?」
「大丈夫…です…。」
「おい…言ってることと表情が真逆だぞ?」
「ご、ごめんなさい……」
「どうした…泣くな…。謝らなくていいから。」
紫苑のことがずっと頭の中にあって。
忘れられなくて
夢までみて。
辛くて
そんな状況のときに
篠宮さんの優しさが俺の心を完璧に崩した。
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