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居候。
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結局、拒否しても篠宮さんは
『ここに住め。』
の一点張りで
篠宮さんの家に住まわせてもらうことになった。
これからどうなっちゃうんだろ…
紫苑のこと忘れられるかな…?
「駿。」
「は、はい?」
「体調はどうだ?」
「えっと…もう大丈夫みたいです。」
篠宮さんが看病してくれて
完治…したと思う。
寒気もないし
熱も下がった。
「そうか。それならよかったわ。一応熱は計っとけよ?」
「はい…。」
あ…、家族に連絡してないや…。
俺の家族は
5歳上の兄ちゃんと
2歳上の姉ちゃんだけ
事故で両親を亡くして
祖母に面倒を見てもらってたけど
祖母も俺が中学のときに亡くなってしまった。
兄ちゃんは昔から面倒見がよくて
特に落ち着きがなかった俺は
いっつも兄ちゃんに迷惑かけてた。
兄ちゃんも心配症すぎるってのもあるけど…
姉ちゃんは彼氏がいて
今は彼氏と同棲中。
だから、今家には兄ちゃんと俺だけで住んでた。
連絡しないと…やっぱまずいかな。
心配するよね。
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