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家出。
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「なにがいい?」
「え?」
「飯だよ、飯。食うだろ?」
「え…なんでもいいです…」
「なんかあるだろ。食いたいもんくらい。」
「…あ!!じゃあお粥!!」
「なんでお粥なんだよ(笑)まぁいいけど。」
篠宮さんの作ったお粥はなんだかお粥っていうよりも
雑炊って感じで
すごく美味しいんだよね
ってか、他に何作れるかわかんないし…
それくらいしか言えるのないし…
しばらくして
熱々のお粥を
篠宮さんが持ってきてくれた。
「いただきまーす!!♪」
「どうぞー。」
「…ブフッ…あ、あっついっ!!」
「馬鹿かお前は…熱いことくらいわかるだろ…。ほら、貸してみろ。」
自分が猫舌だってこと…忘れてた…
篠宮さんが貸せって言うから
手に持っていたスプーンを渡した。
一口分、お粥をすくって…
あ…冷ましてくれてる…
わざわざフーフーしてくれてる。
「ほら、口開けろ。」
「あー…」
篠宮さんが冷ましてくれたお粥を頬張った。
「おいひぃー!!」
「赤ん坊みてーだな(笑)」
「う……」
見た目はかなり悪そうな人だけど
篠宮さんって優しいよなぁ
気配りもできるし…
ちょっと人の事弄りすぎるのはあれだけどー…
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