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家出。
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そろそろあがろうかな。
のぼせそう…
風呂からあがり
タオルを手にした。
これって…高級タオル!?
めっちゃふわふわだぁ…
えっと…着替え着替え…
これかな?
ふわふわのタオルを頭から被り
着替えをし始めた。
パンツとー
ごく普通のパジャマ
今時こんなパジャマ着る人いるんだなー
にしても…
サイズが………
大きすぎない…?
篠宮さんのだから仕方ないのかもしれないけど…
これは流石に大きすぎる…
まぁ…仕方ないか…これしかないし…貸してもらってるんだから文句言えないもんな…
パンツは一応腰でひっかかるけど
パジャマは着てみると予想以上にだぼだぼだった。
ズボンはおさえてないと
落ちてしまいそうだ。
腕も長さが足りなくて袖から手がでないどころか
なんかもうてろんてろんになってる。
「篠宮さーん…」
仕事をしているのか
デスクに向かっているため
俺に背を向けていた。
「お、あがったか。着替え、置いておいたのわかったかー?」
「あ、はい。ありがとうございます…でも…」
「ん?でも?」
「………。」
「…ぷ……ははははははは(笑)」
俺の方を向き俺を見た瞬間
篠宮さんは盛大に笑い始めた。
「ちょっ、そんな笑わなくなっていいじゃないですか!!」
「お、おま…(笑)サイズはお前からしたらでかいとは思ったけど…そ、そこまでとはな…(笑)」
「だっ、だって!!篠宮さんが大きいから悪いんですよ!!俺は悪くないですからねっ!!」
「お前がちっこいだけだろ(笑)」
「…っ!?ちっこくないもん!!」
「ははははは(笑)お前、やっぱ可愛いわ(笑)」
「か、可愛くない!!バカにしすぎですよ!!」
ほんとにもー…どこまで人をバカにするんだー…
輪ゴムかなんか借りて
縛ってスボン落ないようにしようと思ってたのに…
もういいっ!!
ムスッとしてた俺の頭に
篠宮さんの手がのっかった。
「う…」
「可愛いな。」
「可愛くないです…」
「なぁ、駿。」
今の今まで笑ってた篠宮さんが
急に大人の優しい顔つきになった。
全てを諭しているような。
そんな顔。
「な、なんですか…」
そんな顔をされた俺は
なんかわからないけど
もうタジタジ…
「お前、まだ紫苑が好きなのか?」
「え…」
なんで急にそんなこと…
「わからない…か?」
「いや……好き…ですよ…」
あれからずっと連絡もなくて。
ずっとずっと待ってるのに。
でも…紫苑のことは…好きだと思う…
「興味ねぇか?」
「…?なにがですか?」
「俺。」
「え?…どういう意味ですか??」
「俺に興味はないかってことだ。紫苑じゃなくて。」
…どういう意味……?
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