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出先。
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「どこ行くの?」
「まずはお前の服探しだな。」
「じゃあ俺、古着でいいよ。」
「古着?せっかく買ってやるって言ってんだから新品頼めよ。」
「いいの。俺は古着で。」
「俺が許さん。他の男が着た服なんか着せられるか。」
ありゃりゃ…
しばらく車を走らせ
服屋にたどり着いた。
ショッピングモールみたいだけど
少し雰囲気が違う。
「着いた。どんなのがいい?」
「徹に任せるー。」
「お前、ほんとなんでもいいんだな(笑)
じゃあ…これと…これと…」
シャツやらパンツやら
次々と手にとっていく。
そのとき、ふと目に入った
値札。
「ま、待って待って!?」
「ん?」
シャツが1万円超え!?
「お、俺っこんな高い服着れないっ!!」
「高いか?まぁ古着に比べたら高いか。」
「い、いやっ古着なんて比べ物にならないからっ!!」
「任せるって言ったのはお前だろ?黙って待ってろ。」
「は、はい…」
いったい何枚買うんだと言うほど
次々と手にとっていく徹。
しかも試着もしない。
俺に似合うって確信してるのかな…
「こんなもんか。」
「あ、あの…こんなに買うの?」
「まぁなー。これから俺の家に住むんだし、少ないほうだろ。」
いやいやいや…充分すぎますって…
大量の服を手に持っていた徹のところに
店員さんが来て
預かっていった。
レジの方でなんか店員さんが
徹を見て
こそこそ喋ってる。
お金持ちだって話か…
かっこいいって言ってるかどっちかだろうなぁ。
…両方かな?
なんだろ…
ジェラシー…
そりゃあ、徹と俺は釣り合わないけどさ…
付き合ってるのは俺だもんだ…
って、誰も付き合ってるとは思わないか
男同士だもんなぁ…
「なんか欲しいもんはあるかー?」
「えっ?なんもないよ。」
「じゃー行くか。」
レジに向かい
会計を始める。
うわぁ…数字がいっぱい…
こんなの初めてみた…
改めて徹がお金持ちだってことを思い知らされた。
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