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どうなる(紫苑)
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俺は待つ。
駿が俺のところに来てくれるまで
いくらでも。
俺の言葉で
目を潤ませながら
わかったと言った駿を
自分の手で抱きしめてやれる日が来ることを信じて。
俺は再び家に戻った。
最近よく出歩くな。
普段は仕事以外家から出ないのに。
家にいると駿のことを余計に考えてしまう。
そしていつもの倍、時間が過ぎるのが遅い。
はぁ…やばいな。完全に惚れてる。
駿が好きなことを改めて思い知らされる。
ふと、あいつの笑った顔が頭に浮かぶ。
可愛いよな。
あの顔。
正直、泣いた顔も悪くない。
怒っている顔も…。
けど、傷付けたくはない。
好きな奴だから。
駿はまだ若い。
俺よりも多少若く
なんでもできる篠宮の方がいいんだろうが
俺は駿が好きだ。
ここまで好きだと気付かされたら
もう引くわけにはいかない。
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