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本当のデート。
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できた!!
これでいいのか不安だけど
もう仕方ない…
テーブルに料理を運び
箸などをセットする。
紫苑は優しい表情で
料理を見てる。
「こんなのしか作れなくてごめんね…よかったら食べて?」
「いただきます。」
うわぁ…ドキドキする…
不味いって言われたらどうしよ…
胡麻和えを口に含んだ。
「美味いなこれ。」
「ほんとっ!?」
「あぁ。この味噌汁も美味いわ。これなら毎日食える。」
「よかったぁ…」
よかった!!
気をつかってくれてるのかもしれないけど…
まだ食べれないわけじゃないみたいだし…
なんとかなった…かな。
「ほんとに美味い。この味噌汁、毎日作ってくれないか。」
「え?毎日?」
「朝にこれを食いたい。」
「ほんとに!?わかった!!作る!!」
「ありがとう。」
…/////
また紫苑が笑った…
そんなこと言われたら
一生作っちゃうもんね。
嬉しい…
もっと美味しいのが作れるように頑張ろ…
あ…そういえば、家出してから
ずっと携帯の電源きりっぱなしだった…
きっと兄ちゃんから鬼電されてるんだろうなぁ。
確認するだけしてみるかな…
携帯の電源をいれる。
少しして起動された携帯を見てみると
電話103件
メール32件
「う、うわぁ…」
「ん?」
「あ、いや…俺…家出してさ…」
ここまでのことを紫苑に話した。
紫苑は黙って俺の話を聞いてくれて
心配してくれた。
「いいんだ!!もう兄ちゃんなんか知らないから。それに俺、家出したんだし 放っておく!!」
「そうか…」
下手に連絡なんてしたら
何こそ言われるかわかったもんじゃない。
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