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本当のデート。
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「え…紫苑?」
少し車を走らせ
止まった所は何故か
俺の家。
親が残していき
俺たち兄弟だけで住んでいた
見慣れた家。
なんでここに…?
「降りるぞ。」
「え…で、でも…」
「いいから。」
渋々車から降りたものの
全く状況がつかめない。
なんでここに来たのか。
なにをするのか。
全くわからない。
まさか…
俺を兄ちゃんのところに……?
やだよ。
そんなの。
せっかく紫苑と一緒にいられるようになったのに…
俺の事好きだって…
あれは嘘だったの?
「し、紫苑!!やだよ!!紫苑と離れたくない!!」
「…?」
軽く首を傾げた。
なんで?
そう思ってるのかな…?
「何を言っている。」
「やっと…やっと紫苑と付き合えたんだもん!!帰りたくない!!離れたくないよ!!」
ギュッ
抱きしめてくれる紫苑。
なに…?なんなの…?
「離れるわけがないだろう。」
「えっ…」
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