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本当のデート。
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「着いたぞ。」
どれくらいかまではわからないけど
だいぶ車を走らせたと思う。
少しわかりづらい
小道に入り
坂を登ると
小さな家があって
そこからは甘いいい匂いが漂ってくる。
「きもちー♪」
「そうだな。」
物語にでてくる
森の中にある小さな家みたい。
家の近くには木が植えられていて
小さな畑などもある。
「こんなとこ初めて見た…こんな綺麗なとこあるんだね…」
「あぁ。」
心地良い風が肩をなで
空気は新鮮で
気持ちがいい。
「アイスアイス〜♪」
俺が一人でるんるんはしゃいでいると
紫苑がくすっと笑う。
俺だけはしゃいでて少し恥ずかしいという気持ちもあるけど
それよりも
くすっと笑った紫苑の顔を見て
俺は胸のあたりが
キュンっとなった。
店の中に入ってみると
そこもまたおしゃれで
本当に物語の中に入ってしまっているみたいだった。
「種類いっぱいある!!どれにしよ…」
「好きなのを買ってやる。」
「ほんとにいいのっ!?」
「あぁ。好きなのを選べ。」
「え〜…どうしよう…普通のソフトクリームも食べたいけど…こっちのイチゴのもいいなぁ…。紫苑はどっちがいいと思う?」
「その二つで迷ってるのか?」
「うん〜…」
「じゃあ、普通のは俺が食う。イチゴは駿が食え。」
そう言うと
すぐ店員さんに注文した。
「え!?紫苑は紫苑の好きなのを頼めばいいのに!!」
「俺はお前と食いたいから。これでいい。お前が迷ってるなら、こうすれば両方食えるだろう?」
「……///ありがと…」
そんなふうに考えてくれるなんて
紫苑はほんとに優しいなぁ…
少しすると
コーンに乗ったアイスクリームが手渡された。
「美味しそ〜!!♪紫苑、ありがとう!!」
「どういたしまして。」
やば…微笑んだぁ…
やっぱこの顔好きなんだよね…
キュンキュンする…/////
「せ、せっかくいい天気だし…外のところで食べようよ!!」
中だけではなく
外にも食べれるように
テーブルとパラソル、イスがセットされていた。
そこに二人で座って
周りの風景を見渡しながら
幸せに酔いしれていた。
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