アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
電話??
-
ご飯食べて、 お風呂入って、テレビをつけたとこやった。
時計は21時を回ったあたりで、携帯が鳴る。
あれ??今日は夜中まで仕事って言うてなかったっけ?
画面の名前を見て一度宙を見る。そして鳴り続けるそれを手にした。
「もしもし?」
『友希?』
「うん、終わったん?」
電話の向こうには、耳にくすぐったい甘い低音ボイス。
「遅まであったんやねぇ」
と労うと、俺の声を聞いたら元気出たと言う彼がいた。
恥ずかしいと思うの半分、嬉しいと思うの半分で、くすぐったくなる。
それから、今日のこととか、俺のこととか(ほんまに色々知りたがりなんやから)話してる内になんだか話が変な方向に。
『なあ、今どんなカッコ??』
「え?」
それ聞いてどうすんの?なんてこと聞いても野暮やな。
さっきから耳を掠める悟の声はいつも一緒に寝るときに囁いてくるように、艶を含んだ声で、少し興奮してきてんのがわかった。
いらんこと考えんやったらええんやけど。
とか思ったのも束の間、直ぐに
『えっちしよ』
って。
正直、ドキドキする。このシチュエーションもやけど、こんな時でも俺を求めてくれる悟のことを考えると幸せ過ぎて。
でも、やっぱりあかんやろ。明日やって朝早くから仕事やろうし、また鈴木さんに怒られんのは目に見えてる。
きっと部屋に帰るときも、
「いらんことせんと、さっさと寝ろ」
的な事を言われてるはずやしね(笑)
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 117