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想像力だけは大人 【終わり】
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素直に言うことを聞いてくれる友希に、僕はどんどん調子に乗っていく。
しゃあないよね、やって僕、アホやもん(笑)
電話の向こうから聞こえる友希の喘ぎ声と、ひちゃひちゃといういつも耳にする水音が、あらゆることを想像させる。
ベッドに横たわって、後ろから抱きしめながら友希のふにふにした耳朶を噛んでみたり。そうすると、ぁんって言いながら振り返ってキスをしたり。
「友希、どんな感じ?気持ちいい?」
「あっあっ、きも、ちい…」
「ちゅーしよ?」
「う、ん…」
頷いたその後に、ちゅ、って音がした。
もう!なんなんっ!可愛すぎやろっ!!
何百回と唱えたこの台詞。ああっもう、早くあの小さな身体を力一杯抱き締めたい!!
何回もキスをして、ぐちゃぐちゃに愛し合いたい!!
「さと、る…」
「あ、ん?なに?」
ベッドの上で転げ回ってたら少しだけ元気の無い声。
あかんあかん、僕達電話えっちしてんのやった。
なんか心細く聞こえるその声に優しく答えると、小さく、溜め息を吐くように言った。
「悟…、もう、イっちゃう」
「うわっ友希っ、めちゃエロい!」
「あっあっ、もう、ぁかん…、イっちゃう」
「えーよ、イって」
「あんっ、あっあっ、きゃぅっ」
一際高くなった声が友希のくったりするエロい姿を想い描かせた。
電話口で、はぁはぁと息を整えてる。
「ゆーき、大丈夫?」
「うん…、ごめんね、悟」
「…?なんで?」
「なんか、俺1人気持ちくなっちゃった…」
「全然!!」
なに言うてんの友希!僕が元々言い出したんやし、こんなのに乗ってくれた事自体奇跡やのに。
あーんな可愛い声や、こーんなエッロい声。
…………録音させてもらって、謝ることなんて何も無いのに。
これでいつでも友希のエッチの声が聴ける~!
友希に怒られた直ぐ消すから!な!それまで許して?
あー、たまには出張もええかも(笑)
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