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かわいいひと 1
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ごそごそ。。
・・・ん?なん?なんかもぞもぞする・・・。
さっきベッドに入って寝てた俺は腰のあたりに異変を感じた。
ごそごそ、ぎゅう。
「悟?おかえりぃ」
「あ、ごめん」
「ううん」
なんか元気ないな。どした?
今日は遅くなるから先に寝てて、って言われてて、それでもさっきまで起きて待ってたんやけどやっぱり遅くて(夜の1時やねん)俺の瞼が我慢できんくて寝てしもたんやけど。
「ただいま」
なんか元気ないからしたいようにさせることにする。
今日は天気よくて蒲団も干したからお日様の匂いがいっぱいやろ?落ち着くやろ?
横向きで寝てた俺の背中側からぴたりとくっついて、腰のあたりに腕を差し込んで、軽く抱き締められてる状態から、動かんくなった。
悟よりもずっと小さい俺はあっという間に抱え込まれる体制になったまま、今度は首のあたりに顔を近づけてきて、すんと鼻を鳴らされた。
「落ち着く、友希の匂い」
「んはっ、どしたん?」
「うん、」
馬鹿にしてるわけやなくて、いつも元気いっぱいの悟の様子が変で、思わず聞いてしまった。
仕事の事をあれこれ詮索するのはあかんかなって、俺から聞くことはあまりなくて、悟が話してくれることだけを聞こうって決めてたのにね。
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