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これぞやおい。 3
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頭ン中はずっと友希でいっぱいやった。
約二週間、今まで何日か友希に会わへんことはあってもこんなに長く会わないことなんてなかったから、ほんまに気が狂いそうやった。
仕事と学校、それぞれ譲れないものがあるとしてもこんなに融通が利かんもんかと、鈴木さんに当たってみても何か改善する策があるわけでもなく、結局「早く終わらせてから帰れ」としかアドバイスは貰えんかった。
鈴木さんはたまに驚くほど冷たい。いつも僕の話を聞いてくれるくせに。
そして今日。二週間前からチェック済み。友希のバイトは無く、僕が仕事を終わらせればそっこーで帰れば、友希の部屋に行ける。(最近ずっと撮影や、収録なんかで深夜ばかりやったからさすがに友希の家に行けんやったし)
バタバタと着替えを済ませてエレベーターに向かう途中、取引先とのパーティとやらに向かう社長とすれ違った。
こいつのせいで~~~!!!
と心ン中で睨み付けたら、くるりと振り返って、「仕事やで。文句言うな」と指差された。
「こわっ」
最近、調子に乗って(といっても社長だから何をやっても許されるのだが)海外の仕事も入れてくるようになった僕のスケジュールは下手したら月一くらいで日本を出るペースまで来てる。
これ以上、これ以上外国には行けん!!
と、決意はするものの、あの人は何を考えているのか、僕には結局最終決着権は無い。
で!話を戻すと。
「僕帰るから!」
「おう、明日は・・・」
「休み!休み休みっ!!」
「・・・わかったわかった。早く友希君とこに帰れ」
半分ため息、半分呆れ顔、でも笑いながら鈴木さんは僕を見送ってくれた。
いつもは送ってくれる鈴木さんやけど、今日は社長と一緒に出掛けるらしく、タクシーに乗り込んだ。いつもの運転手やし、何も言わんと僕の家まで送り届けてくれる。
車の中でも、というかエレベーターで友希のことを考えてるだけで、僕の股間には熱が集まってきてそれはもうどうしようもないくらいに熱を持っていた。必死に他のことを考えようとしても無理。目を閉じれば友希の笑顔が浮かんできて、ますます僕の身体はどうにかなりそうやった。
そして、とんでもなく長い時間に感じられた帰路を経て玄関で僕を迎えてくれた友希の姿を見た途端、もう理性なんてぶっ飛んでしまって
「おかえ、んんっ」
「ゆーきっ」
「ちょ、んんっ!」
と、襲ってしまったというわけである。
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