アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
体育の授業さえうざいです
-
体育。それは俺にとっての授業での唯一の楽しみ。太陽が眩しいぜ…。
なのに…っ!
「ペアー組めー!背の順でだぞー!」
なぜだ…っ!
ウジ虫の身長は186cm。俺は178cm。その間の8cmの間の人間はうちのクラスには居なかった。
つまり、ウジ虫とペアになる。
「せんせー!俺虫とはペア組みたくありませーん!」
「瀬良ぁ。またおめぇか。文句言ってねぇでさっさと取り組め」
俺は神になにか恨まれるようなことをしたのかっ…!
「くっ…!なんて大魔王だっ!今こそ俺のエレクトロニックファイヤーの新必殺技を見せるべきか…っ」
「電子火ってなんだよ。発音おかしいぞ。そんなものはせんせーには効きませーん」
「な、なんだと…!」
「ハァ…」
「うぜぇ!」
体育のせんせー松岡せんせー。通称まっちゃんとのやり取りをさている最中もどんよりとした空気を醸し出すウジウジのウジ虫。通称アキ。
アキの背中に平手打ちをかます。
「いたっ!」
「せらぁ、おまえなぁ…。そういう事は教師のいないところでやれよ」
「まっちゃんなら平気っしょっ!」
「…俺の心配は(´・ω・`)?」
ねーよ、ばぁか。
「ほら、さっさとストレッチしろ」
「はーい」
まっちゃんは見回りにフラフラ行っちゃった。
チェッ、結局アキとペアーかよ。ネガティヴになっている時ははっきり言って関わりたくないんだが。面倒くさいとかの問題じゃない。決して面倒くさいとかの問題じゃない。
「お前さぁ、もうちっとワガママ言ってみろよ。あの後輩に」
「む、無理だよ。自分のそういう所あんまり見せたくないんだ」
「そういう所ねぇ…」
「束縛とか、そういうのしたくない。薫の重荷になる事だけはしたくないんだ。俺が先輩だからっていう見栄もあるけど…」
「え、なに、お前後1、2年で別れるの?」
「えっ?」
「え?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 53