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ドキドキしました
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悩んで悩んで結局休日丸々悩み、月曜日にまで持ち込んでしまっていてまで悩んでいる。
「ヨォーっす!は、づ、きちゅわわ〜んっ!!…ぶっは!は、葉月ちゃんどーしたの〜。そ、その目の隈!」
「ワタルうるさい!」
「う〜け〜るぅっ。ギャハハハハッ!!」
しねっ!100回シネ!休日丸々休めなかったんだよっ!ばーかっ!
「…は〜、笑った。で?どーしたんだ?1週間の始まりでもある月曜日に。また浮気で悩んでんの?」
「…それも…そうなんだけど…」
‘浮気した彼“よりも”’
‘幼馴染みを気にしてますね。’
「キャーーーー!!!」
「わぁっ!」
た、たたた太陽さんに会いたい。画面越しじゃなくて面と向かって相談したい。
太陽さんが同じ歳で同じ学校だったら良かったのに。そうしたらいつでも相談できるのに…。
「おはよう、2人とも。どうしたの?側から見たらすごい光景だけど」
「!!」
「おー!陽介!おはよーさんさん太陽さん!」
「渉は朝からテンション高いね」
び、ビックリした。
待ち合わせ時間にみんなが揃った。僕、ワタル、そして陽介。僕らの関係は幼馴染み。
ワタルと陽介はお隣さん。僕の家はその向かい側に建っている。
その近くの公園の噴水が待ち合わせ場所だ。
「葉月?どうしたの?おはよう」
「え?あ、うん、ヘーキ。おはよう」
話しかけられたのが僕の悩みの種の陽介。いつも通りの通常運転。
僕はドキドキしているのに、陽介は…。
陽介は、何?
待って!何何何なに!!ドキドキって何!?なんでいじけてんのっ!
「アババババ!」
「葉月?お、落ちついて。また彼氏のことで悩んでいるの?」
「プギャーッ!ギャハハハハッ!!葉月ちゃんー!アババババって!!ひーっ、腹いてぇ」
「渉、笑ってる場合じゃないでしょ。葉月、一旦落ち着こうか」
ポンと陽介が頭に手をおく。
あ、れ、陽介の手ってこんなに大きかったっけ…?
「はづきちゃーん?顔赤いよ?」
「だ、大丈夫っ!さ、先行ってるねっ!」
僕は公園を出て学校に走る。
ドキドキ、ドキドキ。心拍数が上がっていく。
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