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恋人のいない所で
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「放課後、話します」
「…絶対だよ?」
「わかったわかった。…寮でいい?何だったら泊まってってもいーよ。明日も学校あるし」
「どこでも大丈夫だよ」
「じゃあ放課後ね。次の授業なんだっけ?」
「えっと、確か理科だった…。…っ!移動教室だ!!お昼休みもう終わっちゃう!」
「マジか!いそげっ!」
最初は神戸がリードして走っていたのにいつの間にかオレが神戸を引っ張って走っていた。
運動部と文化部の違いを見つけられた瞬間だった。
授業にはギリギリアウトになった。
チャイムが鳴り終わった瞬間に教室に入ったんだが、既に先生はいた。少しくらいオマケしてくれたっていいと思うんだ。
嫌がらせかよって程に授業中に指されたオレと穂高。
オレが答えられたのは半分くらい。ここでも平均を割り出すオレ。穂高が答えようとすると何故か朝日が答える。
どうせならオレの分も答えて欲しかった。幼馴染み差別良くない。秀才君に苦手なものは果たしてあるのか。
とか考えたらまた指されたオレ。
もう授業には遅れないと誓った午後2時。晴天。
オレの気持ちを嘲笑っているようで心底イラついた。
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