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恋人の癒しとなるもの
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来て欲しくないと思えば思うほど時の流れは速く感じるものでして。
あっという間に寮に着いてオレの部屋には神戸がいる。
帰ろうと神戸に声をかけたら朝日に睨まれた。殺人鬼の目をしてました。
あれはきっと人を殺せる。そのうち化学で苦しみながら死んでいき、更に証拠が残らない、そんな薬を開発しそう。
「オレも男だ。腹を括ろう」
客用に置いてある少し高めの紅茶を出し言った。
「笑うなよ?」
「人の悩みを笑うほどバカじゃないよ」
少し困ったように微笑んだ神戸に心が癒される。
神戸はホントに良い子すぎる。
将来騙されだどうしようと頭を過ぎったがすぐさま幼馴染みが頭を通り抜けた。その時点でもう過ぎ去った心配事となる。
「こ、恋人が最近忙しくて、中々ゆっくり出来なくて…」
恋愛にうつつ抜かしてほんとすみません。
「……〜〜っ!穂高くん、可愛い!!」
「うおっ!」
ガシガシ頭を撫でられる。撫でられるなんて何年ぶりだろう。
心地良い安心感が心に生まれる。
「…穂高くん、恋人さんが安らかになる物、作ろっか」
「………へ?」
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