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壁ドン回避方法教えて下さい
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着いた先はさっきの教室。……いや、別にいいんだけどね?カバンとりに来る予定だったしいいんだけどね!?
無言で連れてくんなよ!マジビビリ損じゃねぇか!!
「いっ…!」
「あっ、ごめん!痛かった?」
「だ、大丈夫…」
じゃねぇよ。クッソ、いてぇ。
一瞬ヤツの手の緩んだ先にスルッと手を離す。
骨折れるかと思ったわ!俺のことストーカーとかなんとかしちゃってくれちゃってるけど実は俺のこと嫌いなんだろっ!?ぁあんっ!?
「っつーか神無月くん、もうソロ部活行かないとヤバくない?俺ももう帰るからさ」
「…………んでっ」
きっともう、いろいろパンク寸前だったんだろう。
だから神無月の小さな声は俺には聞こえなかったし、神無月が限界だったことも俺には気付けなかった。
「じゃ、お疲れ様でした。それじゃ…」
「……なんでっ、俺の事避けようとするの!!!」
「……へっ?」
でもだからと言って、普段過ごしている教室内で壁ドンというラブコメをしなくてはいけないという理由にはならないはずだ。
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