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「あーあ、もう告って遊んでもらおうかな。」
クーラーボックスで冷やしてた
缶ビールを開けながら呟く。
「それは、やめとけ。」
アキラが自分にもビール寄越せと
ジェスチャーしながら言う。
里見は、俺の知る限りでは言い寄った相手を拒んだ事が無い。
断られないと分かってて告白できないのは、俺が里見の事を好きになりすぎてしまったから。
きっと、大勢の中の一人って扱いじゃ満足できないし、傷つくと思う。
「里見も、何であんななのかね。」
やれやれって顔でアキラがビールを呷る。
里見は、父親が何件も飲食店やホテルを経営してる金持ちで、頭もキレて顔もイイ、大学の中でも目立つ存在で。
里見の地元の奴の話によれば、男遊びや女遊びは中学の頃からだったっていうから驚いた。
「つか、お前も何で里見なんか好きになってんの?」
ビールを飲み干したアキラが問いかける。
なんでって、何でだろ。
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