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「ちょっと落ち着けよ、昴。」
アキラがにやにやしながら言う。
里見からの電話の後、酔えない俺は携帯ばかり気にしてる。
「は?落ち着いてるし。」
俺の返事に、どこがだよって、アキラが笑う。
バーベキューの片付けも終わって
コテージで家飲み状態の室内は
まったりしてるのに、アキラの言う通り俺だけそわそわと落ち着かない。
つか、車で2時間もかけて何しに来るつもりなんだろう。
「里見ってさ、昴の事やたら構いたがるよな。」
アキラの言葉に曖昧に頷く。
バイト先によく現れたり、用も無いのに電話をかけてきたり。
かと言って、里見が付き合ってる
他の奴らみたいに口説かれる訳でもなくて。
正直、俺は恋愛経験が多い方じゃ無いから、こんな風にされると戸惑うし、よけい里見を好きになってしまう。
そんな事を考えてたら、携帯が鳴った。
電話をかけてきたのは、もちろん里見で。
『着いたから、開けて。』
そう言われても、まだ半信半疑でコテージの玄関に行く。
ドアを開けると、ホントに里見が居て。
思ったより遠かったーって笑う顔にドキっとした。
やばい。
物凄く嬉しいかもしれない。
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