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みぃの風邪【ちょい真面目?】1
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あぁ、本当にヤバい……
朝から40℃近くの熱が出た。体が軋んでいる。
会社には休むと連絡し、しばらく横になっていたが、どうにも身体の怠さが取れない。
病院に行く、気力も起きない。
幸也の声が……聞きたい。
でも、……今は迷惑になる。
仕事の邪魔をしちゃ、いけない。
何かを食べないと……
あまり食欲も湧かないが、このまま臥せっていても治らない。
冷蔵庫を開けて、ため息が漏れた。
最近、幸也の家に行くことが多くて、自分の家であまり自炊していなかったため、冷蔵庫には、ビールと少量の野菜しかない。米を炊く、気力もない。
重い身体を引きずりながら、近所のコンビニへ行くことにした。
身体が異常な寒さを感じている……。
コンビニで水とパウチのおかゆを購入する。
ゆっくりと家に向かう最中、身体が限界を迎えた。
あ、倒れる……。
ぐいっと腰を支えられる感触。
僕は、驚いて顔を上げた。
ぼんやりする視界の中に、幸也の首元が見えた。
「ゆき……?」
声を掛けたが、幸也は僕の方を見ようとはしなかった。
何か怒っているような……。
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