アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
満たされる幸福感【ちょいエロ&ちょい真面目?『注:リバ』:みぃの風邪番外編】4
-
俺は、瑞月から身体を離し、立ち上がる。
後ろから伝う生暖かい液体。瑞月の白濁。
瑞月は顔を腕で覆って、言葉を発しない。俺を見ようとは、しない。
軽くティッシュで拭い、そのままバスルームへと足を向けた。
少し、腰が痛んだ。でも、その場に止まれるほど、俺の心は強くなかった。
また俺は、傷つけたのか?
自分の欲望を満たすためだけに、俺は最愛の人を傷つけたのか……?
歯止めが効かなくなる。
愛している、ただ、それだけ。
傷をつけたいわけじゃない。痛めつけたいわけじゃ、……ない。
自分のしたことに、過ちに、後悔の念が押し寄せる。
ごめん、……ごめん、瑞月。
シャワーのお湯に打たれながら、俺の心には謝罪の言葉しか浮かんでこなかった。
居間に戻り、視界の端にベットルームを捉える。
ベットルームに居る瑞月は少しも動いた様子はなかった。
ベットの上で、ズボンも下着も中途半端なままで、天井を見つめている。
俺は腰にタオルを巻いた状態で、そのまま冷蔵庫へ向かう。
冷蔵庫を開けようとして、へたり込む。
心がギシギシと悲鳴を上げる。
ふわっと後ろから抱きすくめられた。
思いもよらない瑞月の感触。俺は、動けなかった。
「どうしたの?」
瑞月は優しく俺に問うた。
怒って……ないのか?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
14 / 86