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満たされる幸福感【ちょいエロ&ちょい真面目?『注:リバ』:みぃの風邪番外編】5
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「どうしたの? ゆき……」
優しく、優しく問いかける。
「ごめん、……ごめん」
頬を涙が伝う。瑞月の顔が見れない。
「謝られても……わかんないよ」
そっと、流れる涙を拭うように、瑞月の唇が後ろから俺の頬に触れる。
「嫉妬……した。瑞月の家で、ローションを見つけて……立花に、嫉妬……、した」
瑞月は俺の頬に頭をつけて、ゆっくりと頷く。俺の言葉を促すように、黙って、頷く。
「瑞月は俺のものだって……思いたくて、初めて……になりたくて……、瑞月を……穢した……」
言い知れぬ、嫌悪感……。自分が犯してしまった、過ちに、心が黒く塗りつぶされる。
ふふっと笑う瑞月の声が耳に響いた。
「穢れてなんか、ないよ。僕は、ゆきに穢されてなんか……ない。僕は、ゆきに満たされてるんだよ」
瑞月がゆっくりと、言葉を紡ぐ。
「初めて中に出してくれたのも、ゆき、だよ。立花さんは、……その、中には出さなかったから。これ以上、汚せないって、出してくれなかった……から……」
瑞月は、その単語を言うことに恥じらいがあるのか、少し戸惑いながら、言葉を繋ぐ。
「だから、嬉しかったんだよ。僕の中に……出して、くれて。満たされた感じが、した」
瑞月は、ははっと照れたように笑う。
「ごめんね、初めて……人の中に挿れたから、ちょっと……快感が強すぎて、……その、ショートしちゃったんだ。ごめんね、不安にさせて、……ごめんね」
また、照れたように、笑いを漏らす。
「でも、僕……挿れられる方が……好き、かも」
顔を真っ赤にして、照れ笑いを浮かべながら告げる瑞月に、俺も自然と笑顔になっていた。
瑞月、俺の愛しい瑞月。
俺は一生、瑞月を愛し続けたい……。
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