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みぃの不安【真面目?】
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「ただいまぁ……」
呟いたところで、なんの返答もない。真っ暗な部屋。
幸也は出張中。1週間、そう、たったの1週間。
あと1日すれば帰ってくる。
僕は着替えてソファーに横になる。
淋しい……。
1週間だけなのに。日曜日には帰ってくる。
明日には帰ってくるのに。
幸也の居ない家は、がらんとしていて淋しさが倍増した。
別々に暮らしていたころは、1週間くらい会えなくても、こんなに淋しくなかったのに。
僕はいつのまにか物凄く幸也に依存している。
幸也がいないと僕は何もできない。何もする気が起きない。
ご飯を食べるのも面倒。あの、大きなベッドで独りで寝るのも嫌。
僕はそのまま、ソファーで眠りに落ちる。
ふっと目を覚ますと、午前10時過ぎ。
寝ぼけたまま、トイレに立つ……ぐぎっ。
「うわっ」
変な体制で寝ていて、足が痺れていた。僕は、足の甲を床につけたまま体重をかけてしまったようだった。足首が悲鳴を上げ、倒れ込む。
……なにやってんだろう、僕。
立ち上がると、足首に痛みが走る。
僕は足を引きずりながら、トイレを済ませ、ソファーに戻った。
足首が痛くて、余計に何もしたくなくなった……。
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