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どこにもいかないで『立花さんへのお礼編15(完結)』 【ほのぼの?】
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写真を消してもらって、食べて飲んで、時間が16時近かった。
そろそろお暇しようかな、という絢乃さんの言葉に、立花さんも立ち上がる。
「今度は家に遊びにおいでね」
そう言って、絢乃さんは僕の頭をぽんぽんっと叩いた。
立花さんのそれとは少し違う、柔らかな感触。
僕は絢乃さんに笑顔を返す。
絢乃さんが急に僕をぎゅっと抱きしめた。
「やっぱり、可愛いよぉ。持って帰りたいっ。一緒に帰る?」
僕の顔をにこにこしながら見つめる絢乃さん。
どぎまぎする僕に、立花さんはくすっと笑い、帰るぞ、と絢乃さんを促した。
幸也もにこやかに見ていた……はずだった。
玄関の外で見送り、玄関に戻り、靴を脱ごうとした瞬間。
幸也の手が僕の腰にかかり、90度回転させられた。横壁に両手を押し付けられる。
なっなに???
幸也の顔が近づいてくる。
ゆっくりと掬い上げるように唇が重なり、幸也の舌が僕の中を浸潤する。
「んっ……ぅんっ………」
次第に激しく、貪るような、獣じみたキスに変わる。
にゅろっ、ちゅっ……くちゅ……
「まっ……、んっ……」
幸也の片足が僕の足の間に割って入り、僕の中心部を刺激する。
「んぅ……っ…ま、……はぁ…………ひゃっ」
片手を放して、僕の脇腹を撫で上げる。
僕は解放された手で、幸也の胸を必死に押しのけた。
「ゆきっ。落ち着いて!」
「今日は、ごめん……どこにも、行かないで下さい、ね」
幸也は、切なげな瞳で僕を見つめ、ゆっくりと僕の肩に顔を埋めた。
僕は、幸也の頭をゆっくりと撫ぜた。
「当たり前でしょ。僕は『狭山のみぃ』だよ」
僕は、ずっと、ゆきの傍に居るよ。
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