アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
うわぁ~捕まったよコノヤロー
-
『あー……涼しい…』
あ、どーも皆さん。主人公の桐谷悠里です。
現在、森林の中で絶賛迷子です。←広すぎなんだよコノヤロー
『暇だから、本でもよむか~…』
あ、もちろん強気受けなんだけど。…お、これ主人公が翔そっくりじゃん!…朝から、会ってないなそういえば。
攻め役は、桜庭君そっくりだし!なんて読みやすいBL本なんだ…! 色々重ね合わせながら、頭の中は幸せだった。
そんなことをしながら、かれこれ一時間…。
『うぅ…グスッいい話だった!…これだから、辞められないんだよBL本』
兄貴達には、捨てられそうになったが。もちろん、死守したよ?
ピンポンパーンポーンー
「まもなく、ラスト一時間となりました~残っているのは、三人です。頑張ってくださいね?」
ピンポンパーンポーン…
『もう一時間で終わりか~…王道主人公にも会えないし新入生歓迎パーティーも短いし、…なんて辛いんだろうか。』
「君、…一人言?」
突然、後ろから声が聞こえてきて思わず叫んだ。
『うわっビックリした!…殺す気ですかコノヤロー』
すると、困ったように男前君はしょげた。
「…驚かす、つもりなかった……」
『これは、……俗にいう無口系ですか?そうですよね~』←キャラ崩壊
俺の妄想を止める権利は誰にもありません~
「俺にはあるよ。はい、桐谷確保。」
『……え?マジで』
「(親指立てる)…よくやった、桜庭」
「まあ、島崎先輩には負けますけど。ほら早く行くよ~桐谷」
「……悪い、…桐谷悠里。(ショボン)…」
『先輩、…ゆるしてあげますよ~…その代わり、見返りは腐を求めてますから。何せ、腐良なんで』
「?ふが欲しいんだな…不良、なのに可愛いな…」
『腐良に可愛いとかないとおもうんですけど。…欲のために働いてるだけで…』
「……先輩は、意味分かってないから言っても無駄だとおもうんだどなぁ~…ww」
ほくそ笑む桜庭君と見返を期待してる俺のお馬鹿な日常…
このあととんでもないことが待ち受けてるとは思ってもいなかったー……
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
12 / 172