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「で、説明をしてくれるかな悠里」
生徒会室に連れてこられ、桜庭君とかもいるまえで聞かれた。
『えと、普通に話をしてました。…いや、ほんとに』
俺の真正面には、あず兄…両隣には、桜庭君と虎…。
凄まじいほどの視線が俺を突き刺す。
「普通に話をしてたら、お前は押し倒されるのか?それこそ、お前の普通を疑うぜ」
「……須賀君、落ち着いてください。桐谷君、油断をしていたらいきませんよ」
『……はい。心配かけてすみません』
「まあ、俺達だって心配じゃなかったらここまで言わないよ?…悠里なら、わかってくれるね?」
あず兄が俺の頬を撫でながら、微笑んでくれた。やっぱり、生徒会に迷惑かけてるんだって改めて思った。
「で、後は如月に事情を聞くしかないな。…如月の事は、俺に任せてくれないか。アイツのパートナーは、俺だ。」
椅子から立ち上がり、藍川先輩が言う。多分、責任感じてるんだろうな…
「わかった、そっちは虎が監視のもとで話を進めておいてね。悠里は、かえっていいよ。…桜庭君、頼んだよ?」
「分かりました、報告は後日します」
そのまま俺と桜庭君は、寮へとむかった。
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「どうして桜庭なんすか、悠里は俺が守りますよ」
「須賀君を選んだら、きっと本音を言わないよ。…悠里は、桜庭君の方が信用してるからね」
「……じゃあ、行ってくる。如月もきっと何かを悠里に伝えたかったんだろ。アイツは、そういう大事な事は言わないから…。」
礼をして、そのまま藍川は出ていった。
「ああいう風に、信用出来る友達がパートナーがいるって羨ましいよね。そう思わない須賀君、梅宮君?」
また、寂しそうに笑って仕事に戻る東でした。
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