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いつもより長く感じる寮までの道のり…。
そして、萌えのことを考える事が出来ないくらいの沈黙。
うん、隣の桜庭君がヤンキー顔負けのいかつい顔で歩いている、めっちゃくちゃこわい
「桐谷、俺じゃ頼りないの」
珍しく弱々しい声で、桜庭君はいう。
『いや、むしろ頼りすぎてるくらいなんだけど…』
「そんなこといって、全然頼ってくれない。…今回だって、俺が生徒会室着いたときには桐谷はいなかった。」
強く拳を握りしめて、桜庭君が言葉を続けた。
「俺が動こうとしたときには、いつも桐谷がいない。…どれだけ心配してると思ってるの?」
『………ごめん。』
「別に謝罪は求めてない。…これから、俺を頼ってくれるなら許してあげる」
そっぽを向きながら言葉を続けていく、桜庭君。…デレた!
『……もちろん、全力で頼らせてもらいます!』
「…うん、迷惑かけない程度でね。」
改めて親友の桜庭君は、ツンデレだとおもいました。
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