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リハーサルいってみよー
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「それでは、リハーサルを始めるので位置についてください」
係りの生徒の声で、一斉に場が緊迫する
ライトが舞台上のあず兄達を照らし出すと、梅宮先輩のナレーションが始まる。
「【ここは、田舎街のある青年の物語である。……あるとき、夢を叶えたい青年と、夢を捨てた少年が出会う。さあ、二人はどのような運命をたどっていくのか、物語は幕を開けるー…】」
「…ようやく、俺の夢が叶うときがきたんだ。これで、街の人達にも恩返しができる!」
そこでいったん照明が暗くなり、まさかの俺の番!
『チッ…夢なんかくそくらえ。希望なんてすてちまえ、…記憶もろともな!』
我ながらなんとも厨二チックな発言…。泣きたい。
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一時間のリハーサルを終えてなんとか、休憩に入ることができた。
「悠里、ホント凄い演技してくれるね!兄として誇らしいよ」
あず兄から、誉められ柄にもなく照れてしまう。
「桐谷君、真剣にやっていたので少しビックリしましたよ、意外ですからね~」
俺、やればできるこだもん。←
「悠里、文化祭は誰と回るんだよ。本番、そんなに動けねぇんだろ?」
翔がジョウロを持ちながらやって来た。こぼれてるよ水…
「もちろん、…俺とだ。」
突然後ろに、引っ張られ抱き締められる。…お、誰だよ。
「本城…、悪いことは言わねぇけどよ~…敵増やすことになるからホドホドにな?(-_-;)」
おや、まさかの玲君でしたか。…デレ期!?デレ期なんだよな!w
俺がニヤニヤしていると、すごくまがまがしいオーラを放っている純平君と目があった。
「………桐谷、こっちおいで?(^-^)」
うわぁー目が死んでる…
、怖いんだけど。お母さん~!!
『はい、……ごめんなさい。』
半ば強制的に純平君の元に戻ると純平君は、撫でてきた。
え、君もデレ期なのかい?←
お互いににらみあう玲君と純平君に、あー俺じゃなくて違う人で争って欲しいと願ったのは、言うまでもない。
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