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「桐谷、…ここにいたんだ」
扉を開けると案の定、純平君が立っていた。
よっぽどいそいだのか、いつもきっちりしている髪の毛は、乱れているのがわかる。
そして改めて、緊張…(-_-;)
思わずそのまま開けた扉を閉めそうになった。←コラコラ
それも束の間、後ろから梅宮先輩に押された。
「なにやってるんですか、このヘタレが。桜庭君、連れて帰るならさっさとしてくださいね」
悪態つかれたし…!やっぱり梅宮先輩は、鬼畜属性なんですね!?
「…もちろん、そのつもりですけど。桐谷、いくよ」
『…はい、(-_-;)』
さりげなく手を繋いでくるのでますます、体がガチガチだった。
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「桐谷、…さっきはごめん。冗談だから、忘れて」
部屋に帰った瞬間、謝られた。しかも、…冗談。
『え、…あぁ…うん。』
本当は、嬉しかったよとか、俺は純平君が好きなんて、言えなくて。
うわぁ、俺ってヘタレ属性かよ…泣
すると、純平君が頭を撫でながら聞いてきた。
「……なんで、桐谷が泣いてるの?」
泣いてる?ふと、自分の顔にふれると確かに濡れていた。
ついに、意識せずに泣けるようにまでなったのね…
『分からない。…ってか、泣いてることすら…気づいてなかったし』
「俺に冗談だっていわれてないてるの?それとも、俺が嫌いだから?」
少し寂しげな顔で、純平君が言う。
『ち、がう…嫌いじゃない』
「…じゃあ桐谷は、俺のこと好きなの?」
いつもは、みせない微笑みで純平君が聞き返してくる。
…やっぱり、わかってて言ってるよね?←
『……好き、…俺は純平君が好き』
人生初の大告白です。
「そ、…俺も悠里のことが大好き。」
どちらともなく、唇が触れ長い長い愛を誓うのでした←
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