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日記を見られちゃった
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最初は、恥ずかしいから、克樹君は、日記を、絶対見ないで、と言う約束でした。
でも、だいたい見られることは、予想していました。
パスワードを保存する、にしてしまったこともあって、書きかけの日記に、克樹君が書いたと思います。
たぶん、だまって読んだことに、罪悪感を感じたから、わざと、読んだことがわかるように書いたかなあと思いました。
「克樹君、僕の日記、読んだでしょ?」
と聞いたら
「うん、見ちゃった。ごめんね」
と、恥ずかしそうに言いました。
「アクセス数いっぱいだったね。お気に入りとか、イイネとかも、あったし、よかったな」
と言いながらも、顔を赤くしていました。
「うん。最初は、こんなエッチなこと書いてもいいのかなあと思って、緊張して、恥ずかしかったけど、みんな書いてるし、一人で書くより読んでもらえるのって楽しいね」
と僕は言いました。
「だろう? よかったー」
と克樹君が言いました。
「みんなに見せているんだから、今度から、俺も見てもいいよね?」
「全部読んだ?」
「全部じゃないよ。ページが開いたままだったから、そのページを見ただけ。アクセス数とかのページも見た。どれくらいの人が読んでるのか知りたかったから」
「そうなんだ?」
「うん、タイトルとか小見出しとかも、ちらっと見えちゃったけど。で、さっき、勝平が言ったから、やっぱりそうか、って思ったんだけど、もしかして、エッチなこと書いてる?」
「うん、そうだよ」
僕は、開き直って言いました。
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