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お湯吹き
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先生が二人だけなので、これはチャンスと思い、
「黒岩先生、克樹君が、ホモのやり方を教えてほしいそうです!」
と言いました。
「ちょっと。違うよ」
と克樹君が、僕の上着を引っ張りました。
黒岩先生の向かい側の席で、ほのぼのと、お湯飲みから、お白湯を飲んでいた俊也先生が、ブーっと、お白湯を吹きました。俊也先生は、けっこう笑い上戸なのです。
黒岩先生が、すかさず、自分の椅子に掛けてあったタオルを、向かいの俊也先生の机に投げました。すごい反射神経というか、連携プレーでした。
俊也先生は、赤い顔をして、ポケットから出したハンカチで口をぬぐうと、
「すみません」
と言って、恥ずかしそうにペコペコして黒岩先生のタオルで、机に吹いたお湯を拭いていました。
なんか、お漏らししちゃった男の子みたいで、僕のハートはずきゅんとしました。
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