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俺じゃだめ?
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「勝平、そんなに俊也先生のこと好きなの? 俺じゃだめ?」
克樹君が聞きました。
「克樹君のことも好き」
と言うと
「もう、妄想王子は現金だなあ」
と言われました。
「家来る? 久しぶりに、勝平のパンツ見たいなぁ」
と克樹君が誘ってきました。
「僕の失恋の痛みにつけこんでるー」
「へへへー、そうですよー」
「いや、僕は、俊也先生にしてもらうんだもん」
「だからー、君は俺の話を全然聞いてないね。それ、絶対無理。勝平、俊也先生を淫行の罪で逮捕させたいの? それ、俺ら生徒も先生も学校中全員不幸になるから、やめてね」
「克樹君は、自分が僕としたいから、そういうこと言うんだな?」
「そうですよー、もちろん、そうに決まってるじゃないか」
「いやー」
「いやでも、俊也先生とは無理! 勝平が大人にならないと」
「中学卒業したら?」
「だめ、高校生でも無理。高校卒業してないと」
「そんな先!? 5年も! 俊也先生、きっとその間に結婚しちゃうよ」
「たぶんねー」
「うわーん、悲しいー」
「だから、俺にしときなよ」
「そんな、妥協したくないもん」
「妥協じゃないでしょ? 俺のことも好きって、言ってたでしょ?」
「うん、好きだけど」
「大人は、いくら俺らのこと好きでも、絶対、俺らと付き合えないんだよー。小学生とかも、俺らと付き合えないよねー。でも、俺と勝平だったら、お互い好き同士だから、お互いの部屋とかで合意の上でキスとかする分には、補導されたりはしないと思うよ」
「わかった。俊也先生のことは、一応あきらめる。でも、大人になったらわからないけど」
「大人になったらねー、僕なんか、今の俊也先生より、ずっとかっこよくなってるんだからね!」
「僕だって、大人になったら、やり方を調べて、いっぱいするんだからね!」
「いっぱいするの? 誰と?」
「好きな人とだよー」
「で、家来る?」
「どうしようかなー」
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