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消毒
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「ねえ、昨日の勝平かわいかった」
克樹君が、またキスしそうな近くで言いました。
「そう?」
「いいなあ、俺と俊也先生と黒岩先生におんぶと抱っこで」
「うん、ありがとね」
「それが聞きたかったんだよ」
と言って、ほっぺにチュってされました。
「心配したよ。でも、もしひどくても、親父にまかせるだけだしな。それはそれで嫌なんだけど」
克樹君のお父さんは、校医ではないけど、何かあったら運ばれる病院にいるようです。
「でも今日は、俺に診察させて?」
と克樹君が言いました。
(わあ! あこがれのお医者さんごっこ!)
と僕は、ぴくっとなりました。克樹君は、手を、除菌アルコールの消毒液でシュッシュッとしました。消毒薬のにおいが病院っぽいです。
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