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EMDR
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「ええと、俺は大まかなことしか聞いてないんだけれど。勝平君、話せることがあったら話してみて?」
「あの、エッチなことです」
「うん、大丈夫だよ。性的な話なんだね」
「あの、体育倉庫で、ズボンを脱がされました」
「そうか、誰がしたのかな?」
「クラスの子」
「男の子かな? 何人くらい?」
「4人です」
「4人の子が、ズボンを脱がしたんだ?」
「はい、ええと、みんなも、ズボンをずらして、ち○○○を出したんです」
「ああ、みんな、ズボンをずらしてたんだね」
「はい、あの、みんなで見せっこしようって言って」
「えーと、じゃあ、その場面を思い出しながら、俺の指先を見て」
葉月先生は、僕の前で指先を左右に動かしました。
それは、EMDRという治療でした。
そうして、治療を終えると、僕は、スッキリして、なんだか僕の気持ちを、葉月先生がわかってくれたみたいで、嬉しくなりました。
葉月先生は、たまたま、この間の僕の誘拐未遂事件の後遺症を防ぐために、俊也先生が予約してくれてあったのが、この日また、性暴力事件があったので、ちょうどよかったのでした。
なんか、その後は、ハイになってたんですが、俊也先生に車で家に送ってもらって、家に帰ったらすごく眠くなり、夕飯も食べずに眠ってしまいました。
俊也先生が親に事情を話してくれたみたいで、そっとしておいてもらえました。
次の日も、すごくだるかったので、学校を休みました。
克樹君が心配して、メールとか電話とかくれたらしいですが、僕は、眠くて携帯の電源切ってありました。
治療の詳しいことが知りたい人は質問してください。
ではおやすみなさい。
克樹より
勝平、速攻で治療受けられてよかったね!
俺も受けようかな?
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