アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ペンは剣より強し
-
「僕は、亜綱が嫌いだけど、亜綱とやってますよ。別に、俊也先生が、僕のこと嫌いでも、やってくれるならそれでいいんです」
仁科先輩が言った。
俊也先生が、
「ははは、君は子どもだな。好き同士でする行為の気持ち良さを知らないから、こんな粗末な行為で満足するんだ?」
と言った。
「粗末でも、いいんです」
仁科先輩は、怒ったように、俊也先生のアソコを手でこすりだした。
「君は、俺をさげすみたいのか? それとも自分をおとしめたいのか? こんなことしたって、お互い傷つくだけだ。今は、興奮しているから感じないかもしれないけど、後から感じる、後悔と苦しみは、快感の何倍にもなって返ってくるんだぞ。何年も何十年も、苦しみ続けるんだぞ。それでもいいのか? こんな無理やりする行為で得る快感なんて、ただの排泄行為程度に過ぎない。けれど、ただの排泄行為じゃすまないんだぞ。お前は、全然わかってない。仁科のことを愛してなければこんなことだって言わない。そんなに俺の愛を受け取るのが嫌か? そんなに、俺も、お前も、ボロ切れみたいな存在だと思っているのか? 仁科、亜綱にやられたからって、お前は、大丈夫だ。俺が、抱きしめてやるから。それすら、拒否するのか? 卑劣な相手に屈するのか? 屈するなら、俺に屈しろ。それとも、そんなに亜綱が好きか?」
俊也先生は、強い言い方をした。
俊也先生は、途中から涙を流していた。
「違います」
仁科先輩が、手をとめて、俊也先生に抱きついて、おいおい泣き出した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
155 / 191