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俊也先生を救え 4
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俊也先生は、校長先生や教頭先生に誤解が解けたようで、3日めに復活した。
僕は、僕が先生を守ったと思い、自分を誇りに思った。
とても嬉しかった。
でも、僕は、えっちぃ先生の姿が目に浮かんで、しかたなかった。
なので、恥ずかしくて、あまり俊也先生と話せなくなってしまった。
嫌いになったわけじゃないんだけど。
他のみんなは、事情をよく知らないようで、今までのように、先生と接していた。
先生と先輩がエッチなことをしていた時、集まってきたヤジ馬は、一年生ではなかったんだろう。
たぶん亜綱と同じ三年生か、先輩と同じ二年生か。
その人たちも、教頭や黒岩先生に阻止されたから、はっきりとは見ていなかったはずだ。
ただ、何かあったらしいということだけで。
だから、噂は、じょじょに消えていった。
だけど、僕と俊也先生の距離は、前のようには戻らなくて、僕の方から距離を置いていた。
カウンセラーの葉月先生は、それが普通だって。
克樹君も、そう言っていた。
二人とも、僕と俊也先生がくっつかない方が自分に都合がいいから、そんな風に言っているんじゃないかな、と僕は、少し疑った。
僕は、俊也先生と目も合わせられなくなった。
授業中は、さされれば、普通に発言するけれど。
すごく積極的に手を上げるわけでもなくなったし。
なんなんだろう?
僕の恋が、さめてしまったのかな?
少し寂しい。
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