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57、感涙
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ピアスを着け、出血が収まった頃。
「・・・終わった?」
恭が恐る恐る聞いきた。
「穴が安定するまでピアス外すなよ?毎日ちゃんと消毒しろよ」
「・・・圭ちゃんもして?」
ピアスのコトだと気付き「ああ」と言って右耳のピアス外すと半分のピアスを着けてみる。左耳用だが右耳に着けても違和感のない仕様になっている。
すると、何故か恭が泣きそうになっている。
「ど、どうした!?」
俺はつい、その表情に慌ててしまう。
「違くて・・・嬉しくて」
「は!?」
「圭ちゃんとお揃いになった・・・やっと恋人になれた?」
「・・・バカ」
恭の頭を撫でる。
「・・・片想い、長かったから・・・なんか形・・・欲しくて・・・」
「・・・信じろよ」
髪を撫でて、優しくキスをする。
『初めての」の始まりになるとは知らず・・・。
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