アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
73、新婚夫婦
-
風呂から戻ると、手際よく恭が朝飯の準備を始めた。こうして見ていると新妻みたいだな。思わず、恭を抱きしめてみる。
「も、圭ちゃん危ないでしょ!?包丁使ってるんだから」
それでも俺を振り払うことなく、料理を続けていた。
「これってボク甘えられてるのかなぁ?」
「ん?そのつもりだけど嫌か?」
「嬉しいんだけど、テーブルで待っててくれたほうが嬉しいな・・・」
恭は耳まで真っ赤になってしまっている。
「・・・だからさ、緊張するんだってば・・・」
・・・可愛い。でも腹も減ってきたし、ちゃんとテーブルで待ってたほうがいい気がする。名残惜しいけど、体温を手放した。
椅子に座って、テーブルに頰杖をついて恭を眺める。
・・・さまになってる。
「お前さ、いい嫁になるよ」
恭の方がピクリと震え。
「・・・貰ってくれるんでしょ?」
「もちろん」
俺はしっかり頷く。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
73 / 75