アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
突然ですが
-
「はぁ…ん…」
寮につく頃には夜斗の熱は上がりまくり
測ったとことうとう39.2になってしまった
「夜斗大丈夫?」
俺はお粥をもって部屋に行くと
夜斗は静かに重そうに瞼を開く
「プリン…?」
「お粥、ちゃんと胃に入れなきゃだからね」
俺は近くのテーブルにお粥を置いて
髪の毛をすいてやる
いつもはされる側だからなんとなく変な感じ
「夜斗起きれる?」
「ん…」
そういうとぐぐっと腕に力をいれ起き上がる
辛そうだな…
焦点のあわない目がぽーと俺を見つめてる
「しおこんぶ…」
「少しだけどいれといた」
夜斗はこうでもしないと食べないからねと付け加える
「しろ…。ぁ」
口を開く夜斗
俺はふーと冷ますし口にいれてやる
「……あち…」
「水飲む?」
「ん…」
ペットボトルを受け取ると
小さく喉を上下させこくこくと飲む
「しろ…」
「腹一杯?」
「ん…」
「じゃあ、薬のもっか♪」
「おやすみ…」
「こら」
「やだもん…」
「だめ。プリンあげないよ」
「やだ…」
「じゃあ、飲んで」
「しろが、飲ませてよ…」
俺、まだキス貰ってないと付け加え
拗ねたように頭から布団を被る
なんでこんなかわいいかな…うちのにゃんこは
「でてこないとできないもん」
「してくれる?」
「うん」
薬を口にいれ水を含む
すると小さく口をあけてくれる
俺はその小さな入り口から薬を流し込む
「ん…ぷは……苦い…」
「苦くなかったら効き目ないでしょ」
「飲み薬は甘いもん…」
「何十年前の話だよ」
「17?」
「真面目に答えなくていいよ…」
俺はゆっくり夜斗を寝かせ布団をかぶせてやる
夜斗はありがとと小さく笑ったのだった
ーー
「治ったな」
「そ…だね…」
「よかったね」
「そ…だね…」
「しろはよくないご様子で」
俺は口移しで薬を飲ませた翌日
夜斗は見事に治り
俺は見事に風邪をひいたのであった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 44