アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
?Marry X'mas?
-
結局真白は夜斗が本を読み終わるまでまった
待って待ちまくって
やっと夜斗は本を読み終わると
待てができたからご褒美に
真白に辛口ジャーキーをあたえた
ーー
ー
「シロ、どこいくの?」
夜斗の問いに真白は内緒と笑ってコートを着始める
一瞬、殺意?が湧いたがなんとか収め
疑問を持ったまま取り敢えず夜斗もコートをきる
「あ、ご飯は外?」
「うん!たまにはいいよね」
「うん。バイト代入ったし」
夜斗がパフっとマフラーを首に巻きおえると
真白は身支度が済んでいて
行こうと無邪気に笑う
「あ!ちゃんと手袋した?厚着してる?」
病弱、もやしっ子の夜斗に真白は眉を下げ
おろおろと心配する
多分、寒い日に出掛けると決まって次の日に
倒れるから心配するのだろう
「ちゃんと手袋したよ」
「ん!おっけーだね!携帯と財布持ったし
行こっか」
「うん。
行ってきますクロ子」
本や雑誌が並べられている腰くらいの高さの棚の上
クロ子という名の黒い猫のぬいぐるみを一撫でする
ぬいぐるみはだるそうな目をし夜斗をみる
「クロ、結構気に入ってくれた?」
嬉しそうに話す真白に夜斗は頷いて
また、ぬいぐるみを撫でる
そう、このぬいぐるみは夜斗が真白に貰った物
よく考えたら初めての贈り物だ
夜斗はそんなことを考えながら
ぬいぐるみを撫でるのをやめ真白とともに
玄関へと向かった
何も動かずただ、じっと見つめるクロ子…
ぬいぐるみは
まるで2人を見守るように
『聖なるクリスマスをお過ごしください』
と、伝えたそうに見守っている…
なんてね?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
40 / 44