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洋講堂再び 5
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僕はやはり、まだ、まともに潤の顔を見られないでいたが、思いがけない潤の言葉を受けて、僕は思わず潤の口元を見た。
潤は、照れたような笑みを口元に浮かべていた。僕は、嬉しさに、ぼうっとなった。
潤は続きをしたいものだから、僕が望んでいるような甘い言葉を発してみせただけかもしれない。
僕は、なるべく冷静に考えた。
それでも、僕は、少しでも好意の応答があったのは、嬉しくて、笑みをこぼした。
潤も、僕に釣られたように、
「ふふ」
と笑って退いた。
僕は、踏み込んで、潤のシャツの胸元に手をかけて、引き止めた。潤の滑らかな胸がはだけた。
「潤、好き」
僕が思わず真剣に言うと、潤は、
「うん」
と甘えるような表情で頷いた。
僕は、露出した潤の胸元に顔を寄せた。潤の匂いがした。
「ふふ」
潤が僕の吐息でくすぐったそうに笑った。
僕が顔を近づける度に、潤は逃げるように身を引いた。
潤の反応に、僕は、潤を捕らえようとだんだん夢中になった。
「瑶に食べられちゃう」
潤が笑って言った。
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