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口の中
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「ほら、飲みこめったら、俺の愛の結晶だぜ?」
潤が、僕の首筋を撫でた。
「可愛いな、瑤。後で寝ようか? いっぱい可愛いがってあげるよ。だから、俺のアレを飲」
僕は、ごくりと飲み込んだ。僕の喉頭隆起を指で触れて
「よしよし、いい子だ。瑤、いい子だよ」
潤は、僕の唇に、何度も軽い口づけをした。啄ばまれると、また感じてきてしまった。
「ん? ここでは、もうおしまいだよ? そんなに悶えてもだめ」
潤は、子どもに言うように言った。
それでも、僕の火照った上半身をジャケットのボタンを外して、手で撫でまわしてくれた。
「ああ、潤、気持ちいい」
「そうか?」
「うん、気持ちいいよ」
潤は、僕のシャツのボタンの隙間から指を入れた。
「下着着ているのか、つまらないな」
「潤は? 着ていないの?」
「見る?」
潤は、ジャケットのボタンを外した。
白いシャツの生地から肌色が透けて見えた。
「ね?」
潤は言って、シャツのボタンの鳩尾あたりのを一つ外した。
「どう? 触りたい?」
潤が、僕の髪に指を差し込んで撫でた。
「んっ」
「俺のアレって、何だと思った?」
潤が、また恋人たちのように肩を抱いて、僕の顔を覗き込んだ。
潤の右手が、僕の顎のあたりをつかんで、撫でまわした。
「キス……キス」
僕が言うと
「言わないと、してやらない」
潤の指が、唇の近くに触れた。僕は舌をのばして、舐めようとした。
「ねえ、何を飲んだんだっけ?」
「ううん」
潤が、僕の口に指を突っ込んだ。
「んっ、んあっ」
「気持ちいいの? 口の中攻められて、感じちゃうんだ?」
潤の息遣いが荒くなった。
「さっき、この口の中を、どろどろに侵したのは、何だっけ?」
「んっ、んあっ」
僕は、口の中がこんなに感じるとは思わなかった。
潤の指が、魔法の杖のように僕の口腔内を侵した。
「この中を、べちゃべちゃにしたのは、何? ほら、愛されたいんでしょ?」
僕は潤の指先を前歯で軽く噛んだ。
「何?」
「潤の、へひへひ」
「なんで、そこだけへひへひになるの? おかしいでしょ」
潤は、僕を両腕でぎゅうっと抱きしめて、チュッチュと顔や髪にキスした。
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