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虐待 caution
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caution!
「知らない人?」
僕は、聞き咎めた。
「うん、子どもの頃だけどね。パンツ下げられて、あそこを舐められた」
潤は、無造作に言った。
「え?」
僕は、衝撃を受けて、何と応じていいのか、わからなかった。
潤は、と言えば、なんでもないことのように、声も顔も無表情なまま、魂が抜けたようにペラペラとしゃべり続けた。
「尻が焼けつくように痛いから暴れたら、服が泥だらけになって、家に帰ったら怒られた」
「そんな……」
「どうしたのか正直に言えって言われたから、正直に言ったら、いやらしい、人に言うなって言われたよ」
「ひどい……」
「それから、自分で、あそこをいじったり、お尻の穴に指を入れたりするようになった」
潤の手が、死人のように冷たくなっていた。
僕は、潤の、傷つくあまり抜けてしまった魂を、地上に呼び戻そうと、潤の手を握りしめた。
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