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遠い潤
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「できないよ、潤に、そんなこと」
「遠慮しなくていいのに」
僕は、首を振った。
「そうか」
僕と潤は、服を着た。
僕は、二人の一体感が、損なわれたように感じた。
「ごめん」
潤との間に、圧倒的に深い谷が再び現れて、とても超えられないように思えた。
さっきまでの高揚感は、ピンクの雲に乗った状態で、今のこれが現実なのだろうか? 潤は、相変わらず、遠いところにいた。
こんなに近くにいるのに、心は、とっても届かない。
「瑤が謝ることないよ。俺の方こそ、ごめん。本当にするつもりじゃなかったのに」
僕と潤はさらに森の奥へと進んでいた。
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