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譲と潤※
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(タイトルの※は、性交などの描写あり)
「潤」
背後から男の声がした。
「やっぱり、ここにいたのか。電話がきてから、なかなか来ないから、心配したよ」
「譲(じょう)、写真撮って」
潤は、僕が受け取らなかったスマホを渡した。
「暗いからむりだ」
「そのうち、庭の外灯で明るくなるよ」
「じゃあ、それまで、してやろうか?」
譲と呼ばれた人は、潤の細い手首を掴み、礼拝堂の、白ペンキのはげた雨ざらしの板壁に手をつかせると、お尻を突き出させた。
潤としばらく何かわからないやりとりをした後、突然、潤が、獣が引き裂かれるような叫び声をあげた。
しばらくじっとしていた二人の影が、やがてゆさゆさと揺れ始めた。
「んっ、んあっ」
揺さぶられながら、潤が、声とも言えない呻きをあげていた。
「もっと近づいて見てごらん」
譲という人が僕に向かって言った。
僕は、悪徳の香りに引き寄せられるように、少し近づいた。
「こういうのを見るのは、初めて?」
譲は、腰を揺らしながら、僕に聞いた。
「はい」
「いいね。ウブな子を汚すのは、ゾクゾクする。いや、初めてに立ち会えるのは、嬉しいね」
譲は、言葉を言い直した。譲は、腰の動きを静めた。
「いやらしいだろう?」
譲が、好奇心から、さらに近づいた僕に言った。
「こうやって、いつも潤が誘うんだ。偶然のふりをして」
大人らしい、男っぽい身体つきの、大学生くらいの精悍な顔つきの男だった。
筋肉のつき具合が潤とは全く比較にならないのに、どこか潤に似ていて、僕はどきっとした。
たぶん、顔の骨格と、声のせいだった。譲は、局部だけだして、それが、潤のお尻とつながっていたのだが、そこを見て、僕は思わず言った。
「大きい……」
つながっている箇所を見て、先ほどの、潤の引き裂かれたような絶叫が了解された。
潤が咥え込んでいるものは、僕が今まで見たことないほどの、恐ろしく大きな一物だった。
それに比して、潤の腰は、美少年人形さながらに、折れそうにか細く見えた。
こわれそうなほど、いっぱいに押し広げられた痛々しい潤のあそこ。
潤の身体は、それを受け入れるのが精一杯である証のように、ふるふると小刻みに震えていた。
潤の顔を覗き込むと、潤が涙を流していた。
「潤、泣いているの?」
「良すぎて泣いているんだろう」
譲が言った。
「よく、最中に泣くんだ、潤は」
「大丈夫?」
僕は、潤が、痛ましく、哀れになって、潤の髪に触れて言った。
潤は、むせび泣きのように、身体を震わせた。
「潤は、それがイイんだから、どうしようもない」
譲が、言った。
僕には、潤が、自分を痛めつけているように見えたが、そうではない、というのだ。
「こういうのが、よくて仕方ないんだよ」
譲は、再び、ゆっくり、抜き差しを始めた。
潤の柳腰が、うねうねと上下に波うった。
譲がギリギリまで抜くと、欲しがるように腰もついていこうとした。
「本当に、欲しくてたまらないんだな、潤は。向こうでも、毎晩、やっているだろうに」
「うっ、うっ」
潤が、欲しいというように催促した。
腰がブルブル震えていた。
譲が、少しずつぐっと押し込んでいくと、
「あ……う、あぁ」
と、苦痛に耐えるように、呻いた。
求めるか、苦痛か。
苦痛を求めているのか? と思うような様だった。
「君、潤とは、もうやったの?」
僕は、二人の行為に目が釘付けになってしまっていた。
「こういうことは、してません」
「これからか。今夜、するの?」
僕が答えられないでいると、
「君も、今に、この良さがわかるさ」
譲が言った。
「潤のアナルの良さも、潤の感じている良さも」
譲が腰を動かすと、潤が
「あっ、いいっ、そこっ」
潤の裸足の指が、苔の生えた地面の湿った土を掻いて、つかんだ。
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